美白をもたらすアルブチンの働き


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【アルブチンの美白効果】

美白効果のある成分は数多く存在し、さらに次々と新しい成分が開発されてきています。

化粧品を選ぶ際にも、どの商品を選んだらいいのか正直迷ってしまうことも多いと思います。各美白成分にどのような違いがあるのか知ると、より効果的に美白に取り組むことができるようになります。

美白成分アルブチン

ここで紹介するアルブチンは1989年に「日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ」という効能効果を厚生労働省に認められた医薬部外品有効成分です。

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アルブチンは、高山植物のコケモモの葉などに含まれる成分で、ハイドロキノンに糖が結合した構造をしています。

ハイドロキノンとは、医療機関でも使われる美白成分で、強い漂白作用を持つ反面、高い濃度で使用すると肌への刺激が強く出たり、使用法を誤ると逆にシミができてしまったり、取り扱いに注意を要する一面があります。

2001年からは、市販化粧品にも使用が許可されましたが、肌への安全性を考慮して低濃度の商品となっています

アルブチンは、このハイドロキノンに糖が結合していることにより、肌への負担が少なくより安全に美白効果を発揮してくれる成分なのです。

アルブチンの種類(αアルブチンとβアルブチン)

アルブチンには、ハイドロキノンに糖が結合する結合方法の違いにより、αアルブチンとβアルブチンと2種類があります。

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「βアルブチン」

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コケモモ(別名ウワウルシ)、梨などの天然植物エキスから抽出され作られたものです。

資生堂が開発し、βアルブチンの特許を持っていましたが、特許期限が切れたことで様々なメーカーからアルブチン配合の美白商品が販売されるようになりました。

 

「αアルブチン」

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それまでは、アルブチンというとβアルブチンのことを意味していましたが、新しい美白成分としてαアルブチンが開発されました。αアルブチンは、独自の配糖技術を用いて化学的にハイドロキノンに糖を結合させて生成されたもので、2001年に江崎グリコとペンタファームジャパンとの共同研究により開発されています。

αアルブチンはβアルブチンの10倍程度優れた美白効果があるとともに、肌への安全性が高いことも確認されています。

アルブチンの作用

美白とは一般にシミの原因となるメラニン色素の過剰生成を抑えることを目的としています。紫外線を浴びることで肌の中に活性酸素が発生し、活性酸素の刺激によりメラノサイトという細胞からメラニン色素が生成されます。

メラノサイト内でチロシンをメラニン色素に変換するのがチロシナーゼという酵素になります。アルブチンはこのチロシナーゼに直接作用してメラニン色素の生成を抑制してくれます。

アルブチンは現在できているシミを薄くする作用ではなく、これからできるシミを予防する作用がメインとなる美白成分となります。

アルブチンの効果的利用法

美白化粧品に用いられている美白成分には、作用機序の異なるものがいくつかあります。

異なる作用機序の成分を組み合わせて使用することで、より効果的な美白が期待できます。

アルブチンは、できてしまったシミを薄くするものではないので、現在あるシミも何とかしたいと思われる方は、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を正常化してくれる成分、プラセンタ、レチノール、コラーゲンなどと組み合わせて使用することをお勧めします。

まとめ

アルブチンは低刺激で敏感肌の方も使用していただけます。他の美白成分で肌への刺激を感じた方も諦めずに使用してみて下さい。加齢による肌ダメージが出てきてしまう前の20代くらいから使用を続けると、より綺麗な肌を維持することが期待できます。

多くの美白成分が続々と出てくる美白ブームと言われる近年、自分の肌に合う美白成分を見つけて使用することで最大の美白効果が得られるはずです。


この記事を書いた人

桃紅(TOKO)
桃紅(TOKO)

薬剤師の資格を持ち、医療現場での勤務経験を踏まえて、健康、医療、美容、ライフスタイルについての情報を発信しています。 3人の子どものママとしての生活も大切にしながら、毎日の小さな幸せを見つけていきたいと日々暮らしています。 そして多くの人に、小さな幸せを文章として届けることができればと願っています。